芦屋学園理事長がスピード辞任 わずか4カ月…運営トラブルが背景か

 芦屋大などを運営する学校法人「芦屋学園」(兵庫県芦屋市)で、元ラグビー日本代表の大八木淳史氏(55)に代わり昨年10月に理事長に就任した青井清一氏(68)が、わずか4カ月後の今年2月末で辞任したことが6日、学園関係者への取材で分かった。学園運営をめぐるトラブルが背景にあるとみられる。新理事長は7日の理事会で選出される見通し。

 学園関係者によると、青井氏は神戸市内で運送会社を経営し、昨年10月下旬から学園理事長を兼務していた。しかし、2月28日の理事会で青井氏が「一身上の都合」を理由に辞任を申し出て、承認されたという。

 複数の関係者によると、昨年秋の学園祭パンフレットに元暴力団組長の親族が経営する企業の広告を載せたことが問題視されたほか、外部からの経営介入疑惑に非難の声が上がっていたという。青井氏は産経新聞の取材に対し、運送会社を通じ「忙しくてお答えできない」と回答した。

 また、大八木氏は理事長を退いた後、同学園中・高校の校長を務めているが、3月末で退任するという。大八木氏は理事長在任中、中・高校の教頭だった男性に脅迫罪で告訴され、逆に男性を名誉毀損罪で告訴(いずれも不起訴)するなどトラブルが続いていた。

 

産経新聞